![]() | Viva la Vida (2008/06/17) Coldplay 商品詳細を見る |
数々のメディアで既報の通り、これまでの3部作とはかなり異なるアプローチをとっているのは確かで、本当に映画か舞台などのサウンドトラック的な仕上がりになっていますね。
「ヒット・シングルを集めたアルバムをもう作りたくない」というクリスの発言通りの内容と言えるのではないでしょうか。
とはいえ、アレンジなどがこれまでの楽曲とがらっと変わっているとはいえ、1曲1曲のメロディなどは
これぞColdplayといえるべきもので、やはり曲の良さがあってこその、今回のような新しいアレンジに挑戦できるのでしょう。
4曲目の「42」で、メロディラインが様々に変化するあたりは、新しいアプローチの真骨頂ともいえる
部分だと思うのですが、個人的には「Lovers In Japan」とタイトル曲の「Viva La Vida」が好きかな。
この2曲は特に、新しさとこれまでのColdplayの"らしさ"がうまく融合されているような気がします。
「Lovers In Japan」を聴いていると、これってU2っぽいと思うのは僕だけでしょうかね。
クリスの声がボノのように聞こえてきます。U2の新曲と言われても全く驚かないかもしれません。
で、全体的なアプローチとしては、個人的にはRadioheadの「OK Computer」のようなものにしたかったのかなぁ、なんていう邪推をしています。
Radioheadほどに音楽を分解したり、実験的になっているわけではないのですが、そういったことがやりたかったのかなぁと。
ただ、Radioheadがあのアルバムを作った時の立ち位置(良いバンドだったけど、まだスーパーなバンドではなかったですよね、売上的にも)と、全世界で何千万というアルバムセールスをすでに持っているColdplayの今の立ち位置はやはり全然違うもので、Coldplayとして色々な葛藤もあったんでしょうね。
今年を代表する1枚になるのは間違いないのと思うのですが、果たして2年後、3年後にも繰り返し聞きたくなるアルバムかと考えると、ちょっと微妙な感じもします。
素晴らしいアルバムなんだけど、初めてColdplayのアルバムを買うという人には、『X&Y』や『A Rush of Blood to the Head』をお勧めしてしまうかもしれません。
今年のサマソニにヘッドライナーとして登場するようなので、そこでのライブでこのアルバムが
どのように表現されるか興味深いところです。
サマソニに興味が無い私は、残念ながら見ることはできないのですが。


