レノボからThinkPad 15周年記念モデルが、12月4日より315台限定で発売されると発表がありました。
PC Watchの記事によると、
ThinkPad X61sをベースに、特別仕様として、パームレストと液晶ベゼルへ高級質感の塗装、15周年記念ロゴの追加、英語キーボードのオプション追加などを提供する。とのこと。
気になったので、どんなものなのかレノボの
専用ページをちょっと覗いてみたのですが、
これ、酷くないですか・・・。これが記念?
パームレストの高級塗装は、確かに少しは惹かれますが、この「記念ロゴ」、ダサすぎませんか?「英語キーボード」は自分で換装すればすむことでは?
で、記念モデルとしての特徴はこれだけですか?
10周年記念モデルは鏡面加工が筐体に施され、シリアル番号が刻まれた、記念に相応しい豪華さというか、“華”があったように思えます。
15周年ということで、10周年、20周年と比べれば多少半端な記念ではありますが、せっかく発売するのであれば、記念に相応しい何かが必要なのではないでしょうか。
何故か無性にイライラしてきたので、小言を少し書かせてもらいます。
15周年記念の特設ページに、「
中の人に聞きたい! 回答編」というコーナーがあります。
一般の方からの質問にレノボが回答するというものなのですが、その一番最後の質問に「ThinkPadロゴを入手できませんか?」というものがありました。
それに対する回答は「お客様より、ThinkPadロゴ入りステッカーを希望する声を多くいただいたため、プレゼント等の形でお客様にご提供させていただくことを検討中ですのでしばらくお待ちください。」というものでした
僕が何を思ったかというと、「こんな質問した人いるのか?」ということと「本当に希望が多いのか?」ということです。
ThinkPadが好きな個人ユーザーにとって、「IBMロゴ」はかなり重要な部分ではないでしょうか?“IBMの”ThinkPadに思い入れがあるというか。
現在レノボ社員はこのThinkPadロゴシールを強制的に自分が使うPCに貼らされていると聞いています。また、海外では大口の企業向けではThinkPadロゴベースのThinkPadの出荷が始っているとか。
IBM PCのレノボによる買収が決まった際に、IBMロゴが使えるのは5年と決められていましたが、最近の決算発表においてレノボ会長はレノボ・ブランドへの移行を2年前倒しすることを
発表しました。
ということは2005年から5年後の2010年までIBMブランドを活用するつもりが、2年前倒しということは、2008年にはIBMロゴが完全に無くなるということで、北京オリンピックのオフィシャル・スポンサーであるレノボとしては、レノボ・ブランドの認知向上策としてを北京オリンピックを最大限に活用するはずであろうから、北京オリンピック前にはIBMロゴが無くなることが予想されます。
レノボによりこの措置によって、ある程度のThinkPadファンが離れることは予想されます。少なくともIBMからレノボに変わったことで、これまでもファンの流出はあったことでしょう。
ではレノボになってからのThinkPadファンというのはどれくらい獲得できたのでしょうか。
あくまでThinkPadは企業向け製品であるから個人ユーザーはあまり意識しないということであればそれまでの話であり、また、現実的に近い将来IBMロゴでなくなる日があることは分かっているのですが、なぜかそれについて納得できないままでいます。
IBMロゴの無いThinkPadを一度見たことがありますが、見慣れていないかもしれませんが、本当にThinkPadかどうか疑ってしまうほど、ThinkPadとは違ったモノに見えました。
その時、これまで守ってきたThinkPadのデザイン性というものは、かくも高いものなのか、と痛感すると同時に、早くレノボにも、レノボらしいブランドを構築してほしいと思いました。
中国ブランドが日本で展開する難しさと日本生まれのブランドという難しい舵取りがレノボ・ジャパンには求められていますが、これからどうなるのでしょうか。
温かく見守る期間はそろそろ終わりを告げようとしていますが。