
Tommy Guerrero "Return Of The Bastard"
僕が始めて彼の音楽に出会ったのはMo'waxから2000年に発売された2ndアルバムの"A Little Bit Of Somethin' "だったと思う。
当時隆盛を極めたMo'waxから発売、という理由だけでとりあえず買った記憶がある。
よって、正直に白状すると、このCDに大きな衝撃を受けたということはない。むしろ、こういった音楽は何て表現すればよいのか、反応に困った感じだった。
ダークな感じなんだけど、別に暗くなるわけではなく、なんとなく心地良い。聞き返す毎に、徐々に体にフィットしていく音楽、そんな感じだった。
その後、1stアルバムの"Loose Grooves & Bastard Blues"を聞いて、2ndとの違いに驚いた。当時、Mo'waxといえばDJ ShadowやUNKLEのイメージであり、そこから考えれば2ndの音楽性はMo'waxらしいと言えるのだが、1stはそのイメージを覆すものであり、そのオーガニックな雰囲気は、当時の僕には非常に強烈だった。
結局、彼の3rd以降のアルバムを聞き続けているが、個人的No.1はずっと"Loose Grooves & Bastard Blues"のままだった。
そんな1stアルバムへの原点回帰をトミー自身が公言している最新アルバムには、そんな理由から、非常に期待が高かった。
そしてその期待を裏切らない素晴らしいアルバムとなった。
シンプルだけどパワフル、ダークなんだけど優しい、オーガニックなファンク(?)。上手く形容する言葉が見つからないけど、“らしい”音楽は変わらずに、単純な原点回帰ではなく、あくまで今の時代にあった音楽となっている気がする。
まだ、数回しか聞いていないから、1stとの安易な比較はできないけど、
個人的なトミーのNo.1になる可能性は大きい。
これが昨年発売されていたら・・・。
フジロックのステージはもっともっと素敵なものになったかもしれない。





























